お茶についての作法を習いたいと思ったりお茶についてもう少し深く知りたいと思った時にお勧めしたいのはお茶会や茶道教室などに参加してみることです。
茶法を学ぶだけでなく、お茶碗などの茶道の道具についての知識、着物への知識、掛け軸やお花、書や和菓子など、色々な事を学ぶ事が出来ます。
日本の伝統文化を身近に学ぶ事が出来るメリットがあるのです。
○静岡県内では茶道を学ぶ機会がたくさんあります
茶道教室などは表千家、裏千家などを含め静岡市内ではもっとも多く15教室ほどあり、続いて浜松市には6箇所、沼津市、伊東市、三島市、藤枝市などにそれぞれ3箇所あります。
他には市内で1、2箇所ではありますが、富士市、伊豆市、伊豆の国市、熱海市、焼津市、掛川市、御殿場市、袋井市、下田市、加茂郡、田方郡、駿東郡、志太郡などにそれぞれあります。
お茶会などはNPO法人日本茶インストラクター協会のほうで開催されていたり、明和茶道具店さんが開催しているお茶会など、探すとお茶を学ぶ機会がたくさんあります。
ただ、お茶会を探す際には「紅茶とお菓子を楽しむ」とか地域交流の場としてのお茶会といった具合に茶道のみでない場合もありますので内容を詳しく確認して参加すると良いでしょう。
○着物を持っていないのですが・・・
お茶会に呼ばれた際にふと気になるのが「服装はどうすればよいのか?」という点だと思います。
元々は着物を着ている時代のたしなみなので着物が正式ではあります。
ですが、いきなり着物を準備する訳ではなく、茶道を習いつつ着付けも習って徐々に着物を着るようになっている人が多いです。
着物もリサイクルショップなどを見たりしてちょっとずつ購入するという人もいます。
最近は仕事帰りに作法を学ぶという人も増えてきているのと、教室によっては堅苦しくないところから学べるところも増えてきており、普段は洋服で正式なお茶会の時だけ、着物を着るという傾向が多いです。
もし着物が必要ではない場合は色が派手でないブラウスなどを着てひざよりちょっと長めのスカートをはき、必ず別に靴下を持っていくようにして下さい。
茶室に入る前に履き替えるためです。
パンツスタイルは望ましくないので控えましょう。
初めてのお茶会や教室の際には
・懐紙
・白い靴下
もしもあるようだったら
・袱紗
・扇子
などを準備してみて下さい。
茶道を習うことで落ち着ける時間を過ごす事が出来ます。
色々と新しい発見があったり着物への興味も出てくると思いますので、自分を成長させるきっかけになるでしょう。