他の用事で生地等を探している時に「これ、浴衣にしたら良いだろうな」と思った事はありませんか?
もしくは夏に着る浴衣を探している時に「こんな柄の浴衣があったら素敵だろうな」と思いつつなかなか見つからないという経験もあるのではないでしょうか。
浴衣は購入するものというイメージが強いかもしれませんが、作る事も出来るのです。
自分の浴衣作りにチャレンジしてみませんか?
○浴衣作りって難しい?
一見、浴衣を作るのは難しいイメージがあると思います。
ですが、型紙などは販売していますので購入する事が可能です。
印刷済みの型紙自体の購入も可能ですし、ダウンロード版を購入することで金額も安くなります。
型紙にそって
前身ごろ、後ろ身ごろ、襟、袖、おくみ、おはしょりなどを切り出します。
記事を切り出してから端の部分がほつれないようにミシンなどで縫います。
そして型紙によっては作り方の記載もされているものもありますのでそれにそって塗っていく事で意外に簡単に作る事が出来るのです。
○順番どおりに塗っていく事で浴衣が完成します
・前身ごろにおくみの部分を縫い付け、襟つけの下の部分を三つ折して縫い、身ごろ同士を縫い合わせます。
・襟の部分の縫いしろを折って形をつけます。
アイロンがあると便利です。
・襟を作る際に襟芯をいれ、襟を身ごろに合わせて縫い付けて襟の端の部分も処理していきます。
・襟の端の部分は三つ折にして糸が目立たないように手縫いでまつりぬいしましょう。
・次は袖の部分を縫い付けます。
袖口の部分が縫いづらいかもしれませんが、事前にアイロンなどで折り目をつけておくと便利です。
・身ごろの脇の部分を縫い、袖の脇の部分も縫いつけます。
・裾の部分を縫い付ければ浴衣は完成です。
後でお好みでかぶせ襟や伊達帯、帯などの生地を探して作ってみて下さい。
○自作だと着易い浴衣が作れます!
通常の浴衣だとおはしょりなども考えると着るのにコツがいりますが、自分で作るとおはしょりを省略して自分のサイズで作る事も出来ますので旅館にあるような浴衣みたいにすぐ着る事が出来る浴衣にも出来ます。
○生地は余裕を持って購入しましょう
型紙などを参考にして生地の長さを計算してムダのない様に購入するという方法も賢いのですが、出来れば余裕を持って購入したほうが良いです。
型紙にそって切り出して塗っていくうちに部分的に「この部分だけは柄が合うようにしたいなと思う事もあるかもしれません。
生地に余裕があると柄に合わせて再び生地を切り出す事も出来ますので、余分に購入する事をおすすめします。
もし生地が余った際には小袋などの小物を作る事も出来ますので浴衣とおそろいにも出来ます。
最初は心配かもしれませんが、一度コツを覚えるとそれほど難しくないので自分だけの浴衣を作ってみましょう。