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結婚後、振袖の袖を切る、詰めることがあるって本当?

成人式の時に、大部分の人が振袖を着ると思います。 振袖といえば最近はレンタルなどで利用する人が増えていますが、後々、結婚式にも着るかもしれないなど和装をする可能性も考えて自分用に購入を検討している人もいます。

ただ、購入時に迷う人もいるかもしれません。 振袖は元々、未婚女性の第一礼装になり、成人式や結婚式などのハレの時に着用するものなので購入をしたとしても着る機会は数回しかないと限られてしまうのも事実です。 せっかくの立派な振袖を長く大切に着る方法は無いのでしょうか。

 

○振袖の袖を切っていた?

 

ですが、祖父母などから振袖をいつまでも着るヒントを聞いた事がある人もいるかもしれません。 それは「結婚してから振袖の袖を切って利用していた」という内容だと思います。

 

実際に立派な振袖の袖部分を詰めてしまうと考えるともったいないと感じた人もいるかもしれません。 振袖は未婚女性が着る礼装なので結婚するのを境に着る事が出来なくなってしまうからです。

 

昔の人は結婚したり、未婚でも結婚にふさわしい年齢(18歳ぐらいから)あたりで振袖の袖を詰めて着用していました。 今でも振袖は未婚女性が着る礼装という感覚は変わっていませんので、結婚後に振袖を切って訪問着として仕立て直し、愛用している人は多くいます。

 

訪問着に仕立て直す事で振袖だった着物をいつまでも使用するというのも素敵だと思います。

 

○詰めるのに向いていない振袖

 

振袖の袖を詰める前提で振袖を選ぶ人もいると思います。 その際に袖を詰める事によってバランス的におかしくなる可能性が出るのが模様です。 振袖などで絵羽模様が入っているものは袖を詰めるのに向いていない場合もあります。

 

絵羽模様は肩から続いた模様が入っている為に袖を短くする事で模様が中断されてしまいます。 模様の都合で切ってほしくない部分も切ってしまう場合もありますので絵羽模様を購入する場合は仕立て直しが難しいと考えた方が良いです。

 

○どのような振り袖だと仕立て直しに向いているのか?

 

若干、落ち着いた雰囲気の振袖になりますが、小紋柄の振袖だと袖を詰めても訪問着にしやすいですし、小紋柄自体、着て行ける場が幅広いのでおすすめです。

 

色々な柄がありますので結婚式などのおめでたい場にも着て行ける様な柄はあるか、お店の方にも聞きつつ柄を選ぶと良いでしょう。 また、柄によっては仕立て直しが難しい場合がありますので、「後で袖を詰めても問題ない柄か」というのも確認すると良いでしょう。

 

最近の振袖では仕立て直しに向いている柄の振袖はある程度限られているのである程度、地味な雰囲気になるかもしれません。 ですが昔の人みたいに自分の着物を長く大事に着るというのも愛着が沸いて良いのではないかと思います。

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